居抜きの成功事例

居抜きで即開業!

居抜き物件で成功し事例に共通することが、現オーナーが前のオーナーの撤退理由を詳細に把握していたという事実です。居抜き物件は、いわば一度失敗してしまった物件であるため、そのような物件で出店する際は、何故撤退するに至ったのかを十分にリサーチする必要があります。前オーナーの撤退理由は、業績の悪化、家族や自身の体調悪化、業績が好調なための積極的な店舗移動の3つに大別出来ます。

業績の悪化が理由の場合は最も要注意であり、このような立地で商売を始める場合は、前のマイナスイメージを刷新する大胆な試みが必要です。それでも単純に人の流れが悪い場合があるため、出店自体を諦めることも大切です。本人や家族が病気などで事業継続を諦めたり、事業が好調ゆえに移転するという理由の場合は大チャンスです。元々流行っていた場所を再利用することが出来ることが多く、最も難しいとされるスタートアップ時期をスムーズに乗り切る事が出来ます。

出店側が思う良い立地条件と、客が思う良い立地条件が合致していることも、成功事例に共通している事実です。地価が安い立地の物件は、出店する側にとっては魅力的ですが、客にとっては単に不便な場合が多く、客にとって魅力的な好立地の物件は、家賃が高額で出店費用が掛かります。両者の条件が出来るだけ歩み寄っているバランスの良い物件を選ぶことが失敗しない秘訣です。